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2013年10月

2013年10月28日 (月)

芸術の秋 in 六本木(№19、20)

artアメリカン・ポップ・アート展(展覧会№19) @国立新美術館

個人所蔵としては世界最大級のポップ・アート・コレクションを築き上げた
ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻のコレクションの中から、絵画、彫刻、素描、
版画等の約200点により、アメリカン・ポップ・アートを総合的に紹介しています。
アメリカ本国の美術館でも実現していない、貴重な展覧会だそうです。

ポスターの作品はアンディ・ウォーホルの最高傑作『200個のキャンベル・スープ缶』
実際にはとても大きな作品(182.9×254.3cm)で、圧倒されました。

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ポップ・アートの一番の特徴は「身近なもの」を題材にしていることだそうです。
スーパーに並ぶスープの缶詰めでも芸術にしてしまう。芸術が持っている一面には、
それぞれの時代の象徴的なものが何であるかを見る人に訴えているという
こと、また、作品を見る人の見かた次第で、いろいろな解釈ができるということを
キミコさんはおっしゃっていました。
主に印象派に馴染んでいる私ですが、理解し難かったポップ・アートの魅力を
これから見出していけそうな気がしてきました。

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3枚のポストカードを購入しました。

*グレート・アメリカン・ヌード#50*  ウォーホル作
ヨーロッパの絵画や本物のラジオやジュース、リンゴをあしらった
デザインにはびっくりです!!

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*ブロードキャスト* ロバート・ラウシェンバーグ
コンバイン・ペインティング・・・「コンバイン」は、結合、組み合わせを意味し、
文字通り絵画と彫刻の結合なので、この名前で呼ばれています。
ラジオを内蔵したコンバイン・ペインティングで、画面にはつまみが二つ、
突き出しており、実際に放送を聞くことが可能だったそうです。

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もう1枚はポスターにある「200個のキャンベル・スープ缶」です。
近所のスーパーには、クラムチャウダーやミネストローネ、コーンスープなどの
キャンベルスープ缶が山積みされていて、スーパーの片隅の芸術かも?
と思わず微笑んでしまいました。

artDrinking Gkass-酒器のある情景(展覧会№20) @サントリー美術館
ガラスの酒器の歴史は3,500年間に及ぶそうです。不透明な素材として出発した
ガラスは、紀元前8世紀以降、透明へと移行、ガラス器の歴史は酒器とともに発展
してきたことに着目し、多様な酒器を、
「捧ぐ」「語らう」「誓う」「促す」「祝い、集い、もてなし、愉しむ」といった、
人々の生活の5つのシーンを通して紹介した展覧会です。
現代ガラス作家たちの作品も展示されていて、とても目の保養になりました。

また、大昔ギリシャではワインを水で割って飲んでいたそうです。驚きです。

ポスターにあるのは婚礼に用いられた2段重ねの蓋付き盃で、
「鳥動物文ティアードゴブレット」(ボヘミア 18世紀)です。
上部の小さなグラスは新婦用、下部の大きい方は新郎用で、様々な鳥や動物が
丁寧に彫られていてとても繊細に感じました。

ガラスの向こう側に使う人々の生活、情景が目に浮かんできそうです~

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いつも家庭でビールやワインを飲んでいるコップを、たまには食器棚の奥に
大切にしまってあるグラスに替えて飲んでみようかしら・・・wine

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2013年10月 8日 (火)

松岡美術館(展覧会№18)

白金台にある松岡美術館へ、9月21日に初めて行きました。
実業家 松岡清次郎の蒐集した膨大な数の美術品が、彼の自宅跡地に展示
されています。

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印象派がメインの展覧会と思いきや、常設展示が3部屋にわたっており
個人のコレクションとしては信じられないほどの優れた質と量に圧倒されました!

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※美術館内ではカメラ撮影とデッサンが許可されています。外国の美術館みたい
  ですね。  もちろんフラッシュ撮影やシャッター音は禁止です。
 
 

Ⅰ.古代オリエント美術
この部屋では古代エジプトの木棺や石像が常設されており、紀元前のローマ、
ギリシア、メソポタミア、ペルシアなどいにしえの文化遺物が鑑賞できます。
展示室に入って最初に登場するのがネコ・・・・・(=^・^=)

*聖猫頭部*
ブロンズ エジプト末期王朝時代 紀元前664-332年頃
ナイル河口のデルタ地帯ブバスティスでは猫頭人身の女神バステトが崇拝。
ネズミから穀物を守るので、猫はバステトの使いとして大事にされ、死ぬとミイラに
して手厚く埋葬されたり、猫のブロンズ像がバステト神殿に奉納されたりしました。
この頭部は内部が空洞になっており、布で巻かれた猫のミイラにかぶせたものです。
眼孔には黒白のガラスが象嵌されていたようです。

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*聖猫*
ブロンズ エジプト 第三中間期~末期王朝時代 紀元前945-332年頃

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*バステト女神*
ブロンズ エジプト 末期王朝時代 紀元前664-332年頃
バステト女神とは、猫・猫の頭を持つ人間の姿で、愛、歓喜、音楽などを司り、家族を守るとされました。猫の坐像は、バステト女神への捧げものとして大変好まれました。

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Ⅱ.現代彫刻
創立者の願望であった「大きな彫刻に囲まれ、芝生の上で家族そろって食事が
できるような野外美術館」は、このお部屋に大型ブロンズ像を展示することに
留まりました。
ヘンリー・ムアの大型ブロンズ像など迫力がありました。

Ⅲ.古代東洋彫刻
日本の仏像は「抹香臭い」と興味を持たなかった創立者は、古代アジアの彫像を
好んで収集。世界で初めて仏像が生まれたガンダーラ地方の菩薩像や如来像、
官能美溢れるヒンドゥー教神像などを中国、クメールの彫像と併せて常設展示
しています。

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2階の企画展示スペースにも3つのお部屋がありました。

展示室4:うつわのかたち
松岡コレクションの3分の1以上を占める陶磁器の中から形の凝ったものが
多数展示されていました。

印象派とその時代
展示室5:ブーダン、モネ、ルノアール・・・印象派の世界

展示室6:ブーグロー、ミレイ・・・美しき伝統

購入した絵葉書はこちらの3枚

*束の間の喜び* チャールズ・エドワード・ペルジーニ 作

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*羊飼いの女* カミーユ・ピサロ 作

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そしてもう1枚は猫の像です♡

*猫の給仕頭*  ディエゴ・ジャコメッティ作 1967年 ブロンズ

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実はこの猫ちゃんはエントランスロビーの中央で待っていてくれるんです。
思わず猫ちゃんのまわりを一周して、いろんな角度からパシャパシャcamera

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創立者松岡清次郎の自宅の跡地を美術館にしたのでお庭も見事です。
館内からガラス越しですが、プチ足立美術館のような庭園の芸術にも感動です!

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また、彼のコレクションの有名作品は、前回鑑賞したオークラへも数枚貸し出されて
いました。が、この美術館の立派なところは、すべて所蔵されている作品のみを展示
しているところです。決して作品を借りて展示することはないようです。
それだけ充実した作品を多数所蔵しているということになります。

白金台といえば、我が家の愛猫ビッケは故郷NY(マンハッタン)から成田への
フライト後、白金台の友人宅に到着し、しばらく滞在していたところです。
我が家から車で迎えに行き、夜のお台場をドライブし、自由の女神像も懐かし
だろうと見せてあげてから東京の西にある我が家へ連れて帰りました。
最初は家具の後ろやピアノの隙間などに隠れん坊・・・あれからあっという間に
15年の歳月が・・・ちょっと懐かしい気持ちにさせてくれる白金台です。

ビッケは毎日元気に食欲も睡魔も旺盛に過ごしています。
カメラ嫌いなので、なかなかモデルになってくれず、悪戦苦闘中です。

ビッケと暮らすようになり、猫グッズや「ネコ」という名前に反応しながら
色んなものが我が家に集合!

昨年足利フラワーパークで購入した「ネコノヒゲ」は寒さに弱く、室内で越冬させ、
暖かくなってから外へ出して管理します。先月ようやくお花が咲きました!!
ビッケは黒猫で肉球もひげも正真正銘真っ黒ですが、こちらは白ひげですね!
別の茎にも花芽がいくつもあるので、これから賑やかに白いひげを咲かせて
くれそうです♪

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芸術、読書、ガーデニング、食欲・・・豊富な秋の形容に、楽しいことが
いっぱいあるような季節の到来を感じます。

どうぞ素敵な秋をお過ごしくださいませ~

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